60代男性からのご質問
Q.質問ですが、指番号がないピアノの譜面で右手はト音記号、
左手はヘ音記号が基本だと思うのですが、時には音符の高低の多さ
及び和音の多さで右手では無理だと感じる時があるのですが、
左手でも10度越える和音構成で、左手の指が届かない楽譜を見かけます。
どのように対応をされているのか教えてください。
A.
こんにちは。ご質問ありがとうございます。
広い幅の和音の取り方、弾き方というご質問ですが、
これは良くある話です。
明らかに手がとどかないだろうと思われる和音、これは
「何とかどちらかの手で取れないかな」と考える必要があります。
左手のヘ音記号で書かれている和音の上の音は、右手でとれることが
よくあるからです。
例えば左がドとそこから10度上のミの音、右手がソドミの和音、
という楽譜があるとしましょう。
その場合はヘ音記号のミを右手でとれると思いますので、左はドのみ、
残りの4つの音を右手がとります。
そうすれば無理にひらきながらアルペジオのようにタタ─ン、と
音を分けて弾かなくても同時に和音として弾くことができます。
逆に右手が左手を助ける場合もあるでしょう。
例えば右手がメロディーを弾いていて、二分音符など
長く伸ばしている音の時。
左手がアルペジオ伴奏などで幅広い時は、伸ばしの指が5番
などでしたら、右手の1,2,3番の指あたりがアルペジオを
ちょっと手伝ったりすると、左手が右往左往のような難しい弾き方に
ならずにすむ場合があります。
言葉で説明すると何のことやら、となりそうですが
ご理解いただけましたか?
頭の中でちょっと想像してみてくださいね。
楽譜によっては大変親切に指示が書いてある場合があります。
カギカッコのような記号ですがご存知ですか?
上から伸びてきて、下がカギになっている記号は右手がとります。
カタカナの「レ」の縦線が長ーくなったような記号です。
逆に下から伸びてきて上がカギになっている記号は左手です。
同じく「レ」をさかさまにした感じでしょうか。
これは図形として考えても理解できます。
右はちょうど釣針のような、UFOキャッチャーのような、上から
何か釣る形ですから、上の音域を弾く右手がその音を取る、
という形です。
逆は下からかき集めるような、かき取るような形なので
音域の低い左手がとります。
音楽の用語や記号は見た目で分かりやすくなっています。
クレッシェンドやスタッカートなど、見たままですよね。
楽譜とよくにらめっこして、そして自分で工夫して。
人それぞれ手の形も大きさも違いますから、自分が弾きやすいよう
頑張ってみてくださいね♪
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