譜読みが苦手です。速くなるにはどうすれば?

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こんにちは、海野真理です。

今回は「譜読み」について。


 

このテーマは本当にご質問コーナーへのお問い合わせも多く、

「ああ、譜読みがもっと早ければ…。」

「譜読みさえ楽にできれば…。」

という切実な!お声をお聞きします。

 

譜読みを早くするためには

目次

  1. 譜読みについてのお悩み
  2. 譜読みが遅い理由を知ろう!
  3. 譜読みが早くなる練習法

譜読みについてのお悩み

今回もこんなお話をお聞きしました。

教育学部音楽科の学生です。

私は教育学部の音楽科に所属していながら、本当にピアノが下手です。

ピアノそのものは幼稚園の頃から習ってはいるのですが、
下手なので他人には恥ずかしくて言えません。

今はベートーベンのソナタ1曲が半年から1年かかります。

自分のことを分析すると、譜読みがかなり遅いです。

音符を見て、どの音なのか、速さはどれくらいなのかを理解して
指を動かす作業が苦手です。

大学受験のために習った先生からはあまりの譜読みの遅さに
呆れられてしまいました。

今はピアノ、声楽、管弦楽、歌曲の伴奏と大学のレッスンが多く、
どれも練習が中途半端になってしまい、「練習不足」と叱られています。

このようになってしまったのも、幼少期に苦手な譜読みを
サボってしまっていたツケだと反省していますが、
今からでも克服できますか?

苦手な譜読みをどのように練習すれば効率よく上達するのかを
教えていただければと思います。
                         (20代 学生)

 
私はこのお話をお聞きして、何も悩まなくていい、とっても立派!
と思いました。

それではお話になりません!となりそうですが、

本当に、ご自分のことをきちんと分析されていて、その上で
どうしたらいいか、解決したいと思われているお気持ちが
とても立派だと思いました。

今は音楽の専門の道へ進まれていますから、きっと小さいころから
きちんとコツコツお勉強を続けられて来られたのだと思います。

苦手な譜読みをさぼったツケ、とおっしゃっていますが、
そんなことはないですよ!

決してさぼっていはいない、きちんとされてきたはずです。

人間、理数系や文系、スポーツの得意や苦手、食べ物だって
好みがあります。

譜読みだって、好き嫌い、得意不得意は絶対にあります。

「私は譜読みが苦手…。」そう自覚するのも上達の第一歩です!

譜読みが遅い理由を知ろう!

ではどうしたら譜読みが速くなるのか。

どう練習すれは効率よく上達するのか。

一番知りたいところですが、私にもこれ!という
特効薬というものが分かりません。

自分はどうやってきたのだろう、と考えてみますが、
私は譜読みが大好きな子どもで、

「真理ちゃんは譜読みが早いわね~~、。」

と褒められて育ったほうだからです。

とにかく、楽譜をみるのが好き、すぐに弾いてみたくなる。

先生に出された課題以外もすぐ読みたくなる。

そしていっぱい弾いていくうちに速さも備わってきた。

きっと、「なんて羨ましい!」というくらい順調な譜読み人生!?
だと思います。

本人は、それをトレーニングとか、練習とかとは全然思っていない、
ゲーム感覚です。

だから楽しいし、いつまででもやっていました。

「好きこそものの上手なれ」まさにそんな感じです。

20代学生さんはどうでしょうか?

「自分のことを分析すると、譜読みがかなり遅いです。
音符を見て、どの音なのか、速さはどれくらいなのかを理解して
指を動かす作業が苦手です。」

このように書かれていることから、「苦手=できない」に
なっているよう思います。

譜読みが早くなる練習法

譜読みとは、その通り譜を読むことですが、楽譜とは紙に書かれたもの、
それを読み取って音にしていく、音楽にしていく作業が譜読みです。

そうなると、

 
♪5線上のドレミを理解する

♪リズムを正しく取る。

♪左右が違うことを同時に行う。

♪拍、テンポを刻む。

 
そしてここまで行けば素晴らしいのですが、強弱やスラーなど、
表現することにつながる情報を読み取ることも大切です。

だた、これらのことは、曲を習得する間にじっくり時間をかけて
やってきていることですから、あとは譜読みの時とか、
初見演奏の時に、それらが瞬時にできれば問題ない、
ということですよね。

これは、とにかく手を出してみる、やってみるに限ると思います。

そして、私はとにかく調を確認し、拍子、テンポを確認、
そうしたら大ざっぱに楽譜を見ているような気がします。

そしてどうしてもやばい!と思ったらベースラインだけは
落ちないように弾く、少しくらい作ってもいいので、
ベースに対する和声、和音進行にのっとって曲に戻っていく。

ちょっと冷静になったら、改めて楽譜を読みながら、
弾きながら進んでいく。

初見で合唱の伴奏、という機会がたくさんあり、
そこで何が何でも止まれない!という状況から、
たくさん鍛えていただいたように思います。

まあ、勝手に作ってしまうと、これも譜読みができていないと
捉えられてしまいますから、だんだんそういうことが
少なくなればいいでしょうけど、こうしていくうちに
案外作ったものが楽譜通りだった、なんてことも
出てきて、慣れになってくるかもしれません。

 
ブルグミュラーくらいの曲をゆっくり、から始めてみられたら
どうでしょう?

 

ブルグミュラー/25の練習曲 2.アラベスク ,Op.100/演奏:友清祐子

なにはともあれ、楽しんで、ゲーム感覚でやってみてくださいね。

応援しています♪!!

 


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