海野先生のピアノ講座｜手元を見ずに弾きたいのですが・・・

２０代男性からのご質問
Q．教本にある曲は「手元を見ずに楽譜だけを見て弾ける」ように
　　ならなければ、弾けるようになったと思えません。
　　どのように練習すれば楽譜だけを見て弾けるようになるのですか？

Ａ．

こんにちは。ご質問ありがとうございます。
手元を見ずに、楽譜だけを見て弾けるようになりたい、なるほど。

手元をみないで弾く、というのは初心者にとって難しいこと。
でもこれが出来ないとそれもある意味とても大変。

以前も良く似たご質問があって、楽譜をみて弾く大切さの
お話をしたと思います。

PCのブラインドタッチと同じ、というお話でしたね。

ただ、今回のご質問をよーく読ませていただいて、
ふと思ったことがあります。

このご質問だと、手元を見ないで弾けることを
最大の目標になさっているような…。
それが出来ていないことには弾けたことにならない、という
ところで少し考えました。

ではピアノを、その曲を弾けた！ということはどういうことでしょう？

その作曲家が曲に込めたメッセージをしっかりとくみ取ること。
そのために音はもちろん、スラーや強弱記号など、
書かれていることは最低限すべて理解して弾く。

そのためにまずはしっかり楽譜をみるのです。

そして、その曲にこめられたメッセージを理解し、自分のものにし、
そしてさらにそこから自分の音楽を作り上げていく。

それは自分自身の音楽であり、心からこう表現したいというものの
表れだと思います。

そうなって初めて暗譜のことも含め、楽譜を見ないで弾ける
ということになります。

これが「ピアノが弾けた。この曲を弾けるようになった」
ことではないでしょうか。

もちろん手元を見ないで弾くことができれば、もっと楽譜に
集中できるでしょうし、必要なことの一つです。

ただ、手元を見ないで弾けることが最終目標ではない、ということを
頭のどこかに置いていただきたいと思います。

今日はピアノの練習方法についてもお話していますので、
どうか参考になさってください。

一生懸命なお気持ち、とても伝わりました。
一つ一つがすべて意味があること、すべて良い音楽へと
つながっています。

頑張って下さいね！

♪簡単にピアノを弾くなら。
♪楽譜が読めなくても、まず弾いてみたいなら。

★そんなあなたに朗報です！★

DVD付きで、見てすぐわかる！
海野先生のピアノレッスンがあなたの自宅に。

「楽譜が読めない」
「忙しくてレッスンに通えない！」

大丈夫です！
初心者でも一人で３０日後には名曲が弾ける！！

さらに！有名な曲でテクニックまで身につける！！