海野先生のピアノ講座|スラーがなめらかになりません・・・

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40代男性からのご質問
Q. こんにちは。私はどうもスラーが上手く弾けません。
  
  なめらかに、と思いながら弾くのですが、カタカタとなってしまいます。
  何がいけないのでしょうか?

 

A.

ご質問ありがとうございます。
とても真面目に頑張っていらっしゃる様子が浮かびます。

スラーをいかに滑らかに弾くか、これはとても重要で難しいことですね。

曲を美しくするのも、歌い上げるのも、
きっとスラーにかかっているのでは?と言えるほど、
曲のイメージまでも決めてしまうスラー、

自分のイメージとかけ離れた音楽になってしまうと悲しいですね。

そもそもピアノとは、鍵盤を打鍵して音を出す楽器、
弦楽器のようにこすって音をだす、管楽器のように呼吸で音をだす
ものとは違い、打楽器の要素を多く含んでいます。

一つの音をクレッシェンドできる弦楽器や管楽器なら、なめらかに
フレーズをつなげることもきっと自分の意のままにできるでしょう。

なぜなら出す音一つ一つを作ることが出来るし、音が出た後でも
さらに何か作ることができるから。

ではピアノはどうでしょう?

ポン、と音が出てしまえばあとは減衰して消えていくだけ。
後からいくら体重をかけても、手首をフワフワしても
音は変わってくれません。

ましてやクレッシェンドなんて絶対に無理な話です。

ですから、どのような音をだすかは、打鍵する前にイメージを
持っておく必要があり、ポン、と音を出す瞬間が勝負なのです。

それの連続で一つの曲が完成します。

そして、そのポン、は上から鍵盤を叩く作業、これをスラー、
レガートにつなげるには…。

フレーズをきちんと歌うこと、実際に声に出して歌ってみると
なお良いでしょう。その際のブレス、息の吐き方、持っていき方、
まずはそのイメージをはっきり持つことです。

だって、棒読みのように歌を歌う方はまずいらっしゃらないでしょう?

必ず感情が入り、自然に歌われます。
クレシェンドやデクレッシェンドもついたりするでしょう。

それを指に、鍵盤に移行するためには、すごーくゆっくりの
練習をしてください。

まるで音と音、鍵盤と鍵盤の間を埋めていくように、
ゆっくり移動の際に注意を払ってください。

鍵盤に指は吸いついたような弾き方になりませんか?

それで今度は力を抜いたりかけたり、いろいろやってみるのです。

この練習は時間もかかり、ついチャカチャカ弾きたくなる
気持ちを抑えなくてはいけないので少ししんどいかもしれませんが、
なかなか楽しくなります。

とにかくよく聴いて、よく歌って、集中して。
無駄な、不用意にでてしまった音にならないよう、一音一音
作ってみてください。

きっと素敵なメロディーが生まれますよ。

頑張ってくださいね!


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