海野先生のピアノ講座｜ピアノのリズムがうまくとれません

20代男性からのご質問
Ｑ．どうしてもリズムがうまくとれません。
　　ピアノに限らず、エアロビなど音とステップが合いません。
　　どうしたら一拍目がきちんととれますか。

Ａ．

こんにちは。質問ありがとうございます。
今回は「リズムの取り方」についてということですね。

リズムというと「たん、たん、うん、たん、」といったもので、
ただ刻んでいるというイメージがありませんか？

実際そうなのですが、「リズムがとれない」という方は大抵
そこしか考えていないことが多いのです。

どういうことかというと、リズムをただの「たん、たん、」ではなく、
その背景にはかならず音楽があるということ、メロディーがあり、
調があり、曲想があり、テンポがあり、

リズムはそのなかの一つの要素である、という意識がないのです。

だから正しく、機械的に刻むことに集中し、だんだん苦しくなってずれていく。

こういった「音楽の流れにのれないリズム打ち」というのが
上手くとれない理由ではないでしょうか。

たとえば３拍子のワルツ、「ずんちゃっちゃ」の優雅な音楽を
心で歌いながら。ロックのリズムは体を動かしながらノリノリで。
ヒップホップなら裏拍を意識しながら。

このようないろいろな音楽の特徴をとらえ、楽しみながら
リズムをとってみてください。

きっと同じリズム打ちも、躍動感たっぷりで
生きたリズムになると思います。

エアロビなどはまさに体を動かす要素がありますから
楽しめると思います。

それにあまり音楽が変動（急に３拍子から４拍子とか、テンポが倍に
なるとか）しないので、つかみやすいかもしれませんね。

ピアノや音楽だけでなく、エアロビも楽しまれているなんて素敵ですね！
踊りは人間の根本的な感情表現だと思います。

ノリノリで頑張ってくださいね。 HUU～～～～！

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