滑らかに弾くってどういうこと?

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20代男性からのご質問
Q.スラーは「滑らかに弾く」と書いてありますが、
  滑らかに弾くというのは、どういうことでしょうか?

 

A.

こんにちは。ご質問ありがとうございます。

スラーの意味は「なめらかに」小さいころからこうおぼえました。

「なめらか」というのは…、なめらか~に!?です。ね??

こうしてご質問をお受けすると、結構音楽の言葉って曖昧なことが
あることに気付かされます。

アンダンテは歩くくらいの速さで。

モデラートは中くらいの速さで。

人によって歩く速さも中くらいと感じる速さも違うのに。

スラーの意味であるなめらかに、これは音楽以外でもよくつかう
言葉です。

なめらかなクリーム、とかなめらかな舌触り、とか。

具体的に「なめらか」を調べると

「滑らか(なめらか、すべらか、英: smooth)とは、ひっかかりのない、
すべりやすい様子状態・動きをあらわす言葉。
英語のカタカナ転写を用いてスムース、スムーズの表現が用いられる
こともある。」(ウィキペディアより)
ではこれを音に表すとすれば、どのように弾いたらいいのでしょう?

なめらか、という表現はやはり「音と音がきれいにつながっていること」
が第1だと思います。

プチプチと切れ切れのおとではなめらかさは出ませんから。

そのきれいにつながった音、のためには「横の流れ」を大切に
しなければいけません。

そのためにはそのような指や手首の動きが重要です。

バタバタと無駄な動きや、縦の強い動きなどがあっては音もそのように
飛び跳ねてしまいます。

ピアノは打鍵して音を出す楽器なので、横を意識しながらも
縦の運動もしなければいけません。

そこがなめらかに弾けない、とても難しいところなのです。

一つの音を弾いて次の音を打鍵する間、この音が伸びている状態から
もう次の音への移行を考えて、そしてその音をどのような音にしたいのか、
明確なイメージを持ってその準備をします。

あとは緊張せず、気持ちよ~く、余分な力を抜いて、
耳を澄まして音、音楽を聴いてみましょう。

心地よい音楽、イメージ通りの音楽であれば、それはなめらかに
弾けているのではないでしょうか。

関節を柔らかく使って、だんだん音楽らしくなっていく自分のピアノを
楽しんでください。

その気持ちがまた「なめらか」な演奏に一歩近づきますから。

頑張りましょう!


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