ペダルの踏み替え|ソフトペダルはいつ踏み替えるの?

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60代女性からのご質問
Q.ダンパーペダルは踏みかえるの記号がついていますが
   なぜソフトペダルは無いのでしょうか?

 

A.

こんにちは。ご質問ありがとうございます。

ペダルの踏み替えについてのご質問です。

ピアノには3つのペダルが付いています。

右側が音を伸ばす、残していくダンパーペダル。

左側が音を柔らかくするソフトペダル。

そして真ん中は使ったことのない方がほとんどだと思いますが
踏んだ瞬間の音だけをのこすソステヌートペダル。

とても良く使うのが右側のダンパーペダルですね。

このペダルを使う事によって色彩感豊かな、響きを残す演奏が
可能になります。

そしてこのペダルは構造上、とても注意深く踏まなくてはいけません。

そもそも音が響く、残るということはどういうことでしょう?

ピアノの弦についているダンパーと呼ばれるもの、これは
通常は打鍵した瞬間にあがるようになっていますが、
ダンパーペダルを踏むことによって、ずっと弦から
はなれた状態になります。

弦からはなれている、ということはいつまでも叩かれた
弦の響きが消えない、響き続けるということになりますね。

ですから、細心の注意をはらい自分の表現したい音楽に合った
ペダリングをしなくてはいけません。

私は先生に「耳と心でペダルをつけなさい。」と教わりました。

実際の音を耳で聴き、ペダルの効果や濁りをしっかり聴きとる、
そして音楽的にペダルを付けるために心で感じる、ということですね。

ではソフトペダルを考えてみましょう。

こちらのペダルはそもそも3本のピアノ線をハンマーが叩いて
音を出しているものを、少し横へずらして
2本を叩いて音をだす仕組みになっています。

当然3本の音と2本の音では大きさも違いますし、
少し柔らかい音色になります。

ソフトペダルは響かせる効果ではなく、その名の通り
柔らかくする効果ですから、
ガタガタと踏み替える必要はないわけです。

ソフトペダルはだた音を小さくするために踏む、というよりは
フッと何か情景が変わる、空気が変わるような変化を
音楽で表現するのに活用します。

とても重要なペダルです。

このようにそれぞれの特徴や構造を知るのは、
ピアノを弾くのにとても大切です。

ドライバーが車の整備がきちんとできるのと同じですね。

ペダルについて疑問を持たれたことはとても良いことだと思います。

これを読んで「なるほど!!」と思っていただいて、演奏に
役立てて下さればとても嬉しいです。

素敵な音楽が作れますように!


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