50代女性シュフーさんからのご質問
Q.次に弾く音が離れていると「えーっと・・・」と
探してしまって上手く弾けません。スラスラ弾けるようになる
良い練習方法はありませんか?
A.
こんにちは。ご質問ありがとうございます。
さて、音が離れているとスラスラ弾けない、ということですね。
ピアノを弾く、きっとピアノだけでなく全ての楽器を演奏するのに、
いつも私達がやっていること、それは
「常に音を読み、予測、準備をすること」だと思います。
本当に一秒以下の話だと思いますが、瞬時にそれを行わないと
いけませんし、その作業は曲の難易度、音の多さやテンポの速さ
などでも安易か難しいか、いろいろです。
ご質問の「音を探してしまい上手く弾けない」というのは、
まさにこの作業ですね。
では音が離れていると何が難しいのか考えてみましょう。
まず考えられるのは
「楽譜上の音譜を読む作業の時間がかかる」
ということではないでしょうか。
私達は楽譜を読むのに、大抵は今弾いている音から
次の音を読んでいます。
子どもの頃なら
「今弾いている音はドだよね。じゃあ次の音はそのドから
上がってる?下がってる? そう、上がってるね。
じゃあいくつ上がったかな~。数えてみよう。
ド、レ、ミ、ファ、ソ、そう!この音はソだね。」
といった感じです。
それがだんだん瞬時に分かるようになってきますが、
五線から飛び出した音、加線の上となると
ちょっと中断、ということになってきます。
「えっと、線が一本で高いラ、線が3本だからラ、ド、ミ、ミだ!」
といった感じです。
これは訓練で何とかなります。
楽譜を沢山読んで、眺めて、お友達になりましょう!
そしてもう一つ、実際に弾く時に、音が離れているということは
手を大きく広げて使わなくてはいけなかったり、
オクターブ以上なら跳躍をしなければとれなかったりします。
こういった鍵盤上の距離、という問題もあるでしょう。
これも訓練ですが、ゆっくり次の音を狙って、
まずは本当にゆっくりから。
そして手が距離感をつかんできたら、跳躍の時の脱力。
それが出来ればミスタッチも減りますし、音を探して…
という所の話ではなくなりますから心配なく弾けると思います。
音楽もスポーツも、練習や訓練、そして
ちょっとしたコツが必要ですね。
絶対に難なく弾けるようになりますがら、シュフーさん、
頑張って下さいね!
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