マンガで勉強する音楽~ピアノの森~

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こんにちは、海野真理です。

今回は「マンガで勉強する音楽~ピアノの森~」というお話です。

子どもの頃は、マンガを読んでいると親に
「マンガばっかり読んでないで宿題しなさい!」
と言われますよね。

そうマンガってちょっと悪者だったりしました。

でも、マンガってとってもためになることも、勉強になることも
沢山あるのですよ!

マンガで学んだことや、感激して泣いてしまったことや、
本当にたくさんあります。

音楽とは関係ありませんが「ワンピース」も泣けたりします。

 
今日はその数ある名作のマンガの中でも「ピアノの森」について
お話したいと思います。

 

マンガ「ピアノの森」から音楽を学ぼう!

目次

  1. 「ピアノの森」とはどんなマンガ?
  2. オススメの感動シーンをご紹介
  3. マンガ「ピアノの森」から気づかせてくれる大切なこと

 

「ピアノの森」とはどんなマンガ?

町外れの「ピアノの森」で育った少年、一ノ瀬海の物語。

はじめは楽譜すら読めないカイが周囲を取り巻く人々により
ピアニストとしての才能を開花させていく過程が描かれています。

 
同じく大ヒットしましたクラシック音楽のマンガ
「のだめカンタービレ」もそうですが、本当に作者がよく
取材されて、音楽のことを分かって書いていらっしゃるな、と思います。
 

私達音楽家が、思わず「そう、そうなのよ!」と思うことや
「へえ~、そんなんだあ。」と知らなかったことを教えて
もらったりすることもあり、だからこそ夢中になりました。

オススメの感動シーンをご紹介

私がこのマンガのなかで思わず号泣してしまったところがあります。
(といっても、沢山ある中の一か所ですが。
しょっちゅう感激して泣いてますから。)

 
主人公、一ノ瀬海のライバルでもあり友人の雨宮修平が
第二次審査に落ちてしまい、ファイナル出場を逃してしまった話の時。

今まで一ノ瀬海に勝つことだけを考えてきた修平と
ピアニストであるその父、雨宮洋一郎。

そのショックからまだ立ち直れない中、お互いに自分の
やってきた音楽、目指してきたもの、そして自分自身について考え、
苦しみ、悩んでいる時のことです。

ショパンコンクールは開催中、ショパンの命日である10月17日は
コンクールはお休み。

この日はコンテスタントも審査員も聴衆もコンクールから離れ、
ショパンの心臓がおさめられている聖十字架教会で
ショパンのために祈りを捧げます。

実際のショパンの葬儀で演奏されたモーツァルトの
「レクイエム」が演奏された時、

「自分の中のドロドロしたものが浄化され、怒りも恨みも嫉妬も、
自分自身に対する憎しみさえも消えてなくなってしまう気がする。」

と修平はつぶやきます。

 
この時点で、もう私は心がぎゅーーーッとしめつけられる思いです。

そして極め付けは父、洋一郎の言葉。

「私は間違っていた。
 私達には自分の音楽を一生かけても追求できる幸せがあるのに…。

 もちろん、一生をかけても音楽が本当に何もかもわかった…
なんてことは人間の短い生涯では、どんなに努力しても
あり得ないことだけど

 それでも…
 それでも何とか少しでも近づこうと、努力を続ける者のみが得られる
 何者にも代え難い幸せがあるのに…。

 誰かに憧れ、競い、勝ちたいと思うことが悪いことだなんて思わない。

 しかしそれとは別に音楽をする喜びというのは…
 本質的なところにちゃんとあることを
 私は忘れていたのだ。」

 
どうですか…。涙なしには読めないでしょう。。。

私はこれを車の中で読んでいました。

そして駐車場にいるにもかかわらず、号泣!
それはそれはものすごい号泣でした。

おいおい泣きました。

この台詞が言えること、これは生半可なことではないと思います。

ここに至るまで、どれだけの思いをしてきたか、それに
この台詞をいえるのは本気で音楽に向かってきた人だけだと思います。

マンガ「ピアノの森」から気づかせてくれる大切なこと

コンクールはミスタッチや正確な演奏だけではない、
そうはいっても一つのミスが命取り。

そんな中で頑張ってきた音楽、当然見えるもの、
見えなくなってしまうもの、見たくないもの、
いろいろなことがあるでしょう。

それらを超越した人間が奏でる音楽だからこそ、感激、感動、
心にビンビンくるものがあるのです。

機械の演奏ではない、生身の生きた人間が奏でる生きた音楽。

私は音楽をやっていて本当によかった、とやっと最近心から
思えるようになりました。

今までどれだけ音楽に救われたか。

そして音楽がそういう存在であったことに気付けたこと。

とても大きなことです。

そんなことをもう一度自分に気づかせてくれる「ピアノの森」
大好きです!

 


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