40代女性からのご質問
Q.これだけ暑いと涼しい音楽が聴きたいです。
オススメの涼が取れるピアノ曲を教えてください!
A.
こんにちは。ご質問ありがとうございます。
本当に暑いですよね!
お盆を過ぎて朝夕は涼しくなってくれるのかしら、と思っていたら
まだまだ熱帯夜、日中は酷暑です。
さて、涼しさを感じる曲、というたいへん興味深いご質問、
私自身も涼しくなるために、一生懸命考えてみました。
まず実際、私が大人のをレッスンしていて「う~ん、涼しげ~。」
と思った曲がジャズの『スターダスト』です。
ちょっと宇宙を感じる曲調、そしてジャズ特有のあの和音、
弾いていても、聴いていてもいい感じに涼しさを感じます。
おススメの一曲です。
そしてクラシックでいえば、やはり北欧やロシアの作曲家の曲は
その気候を思わせるフレーズがたくさん取り込まれており、
涼しさを感じます。
たとえばシベリウス作曲の「ヴァイオリン協奏曲」
これは大変有名な曲で、ブルッフ作曲のヴァイオリン協奏曲と
よく比べられます。
ブルッフが春ならシベリウスは冬、雪女が出てきそうな冒頭など、
いかにも北欧の寒い気候を感じさせられます。
同じくシベリウスでピアノ曲「樹の組曲」というのがあります。
これもとても美しい曲でいいですよ。
グリーグなどもノルウェーの雰囲気がありますし、
ぜひいろいろ聴いてみてください。
そして最後にチャイコフスキーの「くるみ割り人形」などもいいです。
言わずと知れた3大バレエ曲ですが、くるみ割り人形は
設定がクリスマスの夜、そう、寒い日のお話です。
雪がはらはらと降っている様子など、とてもよく表現されています。
そして「金平糖の精の踊り」の曲はチェレスタという
鉄琴のようなオルゴールのような音色の楽器で演奏されます。
とても有名ですから、お聴きになると
「ああ!この曲!」と思われるでしょう。
この音色がまたとても涼しげ!
部屋の温度、食品、暑さをしのぐいろいろな方法はありますが、
耳から、気持ちから涼しむことができたら、
きっと残暑も乗り切れますね。
頑張りましょう~!
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