湿気対策|ピアノは湿気に弱いのでしょうか?

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40代女性からのご質問
Q.ピアノは湿気に弱いのでしょうか?   
  調律に来て頂いた時、除湿剤のようなものを沢山入れて頂きました。   
  晴れた日に風通しなどしたほうが良いのでしょうか。   
  どうやってすれば?   
  ちなみにピアノはヤマハのアップライト年代物です(笑)

 

A.

こんにちは、ご質問ありがとうございます。

湿気、まさにこの梅雨の時期に考えなくてはいけないテーマですね。

そして私のピアノもここ一週間ほど調律がものすごく狂ってきました。
すごい気持ち悪い音程です。。。

湿気の時期は本当に音がよく狂うのです。
これはピアノだけでなく、ヴァイオリンもそうですが、楽器にとって
湿気は大敵だからです。

ピアノはいろいろな部分、部品?でできています。

鍵盤はもちろん、アクションのフェルトやピアノ線といった金属、
そして何よりフレームやアクションの部分の「木」これが大部分です。

ヴァイオリンは弦以外は木ですから、どちらの楽器も湿気を
吸ったり吐いたりします。

その度の木は膨張したり乾いたり。

生き物みたいですよね。

ピアノはその木のフレームのなかで、ものすごい張力で
ピアノ線を張っています。

回りのフレームに変化があれば、当然そちらにも影響を与えます。

ヨーロッパのようにカラッと湿度の低い、そして年中安定した
湿度が楽器にとってベストです。

日本は春夏秋冬があり本当に美しい国ですが、
楽器にはとても良くない。

ヨーロッパでいいヴァイオリンを見つけて購入し、日本に帰って
弾いてみたら全然鳴らなくて

「あれ?むこうで弾いた時は凄くよかったのに…。」
というお話は良く聞きます。

ということで、調律師さんが除湿剤を入れて下さったのは
本当に正しいし、必要ですね。

風通し、ももちろんよい心がけだと思います。

アップライトの上の蓋をパカッと空けるだけでもいいと思います。

グランドもほとんど羽を広げることはないかもしれませんが、
時々は蓋を開けてみましょう。

日本の家庭に置いてあるピアノは、大抵すてきなピアノカバーが
掛けてあったりしますね。

もちろんインテリア的なこととか、ピアノを大切に、傷が
つかないようにカバーをかけることも、もちろんありです。

が、どうしても通気性が悪くなってしまうので、湿気対策としては
カバーは掛けない方がいいかもしれません。

あとは冷房や暖房が直接ピアノにあたる位置に置かない、
ということも大切です。

何にしても、楽器とはとてもデリケートであるということを
いつも意識していただきたいと思います。

自分で調律をしたり、というメンテナンスができない楽器ですから、
普段少し気にして、そして半年に一回くらいのペースで調律を
お願いしていればいい状態を保てると思います。

気持ちよく演奏できるのは、気持ちよい音を出してくれる
楽器のおかげ。

和音を弾いても「うにゃ~ん」という何とも言えない音程の
和音では気持ちも「うにゃ~ん」となってしまいますね。
(今、私がまさにその状態です。はやく調律お願いしないと…。)

しっかりメンテナンスをして、しっかりかわいがってあげて下さいね!


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