オーケストラピアノ|吹奏楽とオーケストラは何が違う?

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30代男性からのご質問
Q.ピアノとはちょっと違うんですが、最近テレビでよくマーチング?
  吹奏楽部?が取り上げられてますよね。
  吹奏楽ってオーケストラとは違うんですか? 

 

A.

こんにちは、ご質問ありがとうございます。

今回はオケと吹奏楽の違いということですが。

最近は日曜朝に佐渡裕さんの司会で楽しい企画がいっぱいの
「題名のない音楽会」など、クラシックの音楽番組を
観る機会があります。

そしてテレビでも吹奏楽コンクールに向けて頑張っている
高校生たちを追っかけている番組もあって、ちょっとした
吹奏楽ブームだったりします。

かくゆう私も中高は吹奏楽でフルートピッコロ担当、毎日
クラブをするために学校へ通っていたといってもいいほど熱中しました。

それが今のオケ好きにつながっているのでしょうね。

個人練習ももちろん必要ですが、みんなで練習して、みんなで頑張って、
みんなで舞台に立つ、そして喜びもみんなで。

ああ、最高!孤独なピアニストと違い、楽しみが何倍にもなります。

おっと、つい熱くなりましたが、では吹奏楽とオケの違いについて。

まず圧倒的に違うのは

「弦楽器がない」

吹奏楽は読んで字のごとく、吹いて音を出す楽器で
編成されているものです。

ですから弦楽器はありません。

オーケストラでヴァイオリンが担当するところは吹奏楽では
オーボエだったりクラリネットだったりフルートだったり、
木管楽器が吹いている場合が多いように思います。

交響曲を吹奏楽用にアレンジしたものも多く、コンクールの
自由曲などは上手いところだとオケでも難しい曲に
取り組んでいたりします。

では吹奏楽にあってオケにないもの、ってあるのでしょうか?

あります!

それは

サクソフォン、通称サックス
チューバ、ユーフォ二ウムといった低い音の管楽器。

もちろんないわけではなく、曲によってはありますしサックスは
かの有名なラベル作曲の「ボレロ」ではなが~~いソロがあります。

ですが、ベートーベンの交響曲などではでてきません。
おそらく時代的にまだ楽器がなかったのでは?と思います。

では吹奏楽とオケ、両方にあるのは?

打楽器
コントラバス

そして 

指揮者!!

打楽器は当然ですね。
コントラバスは吹奏楽にある唯一の弦楽器。

そして絶対的存在の指揮者です。

ある指揮者の方がポロっと言われていたのをお聞きしたのですが、

「吹奏楽は振れるけど、オケは振れないなあ~。
頑張って振るけど、曲の重厚感が全然ちがうし。」

とつぶやいておられました。

当然と言えば当然、第1ヴァイオリンはメロディーの
ほとんどを担当、第2ヴァイオリンはそれを下で支え
ハモる内声部の役目。

ビオラはヴァイオリンにない音域でうつくしい中低音を出すし、
チェロ、コントラバスといった低弦はハーモニーの要です。

弦だけで一つの世界が出来てしまうわけですから、これが
入ると入らないでは音楽の厚みが違いますし、
もう何て言ったらいいか・・・根本的に違うのです。

そし指揮者が見ている楽譜、スコアといいますが、
弦の分だけ4段、楽譜が増えます。

そのスコアをみるだけでも大変さは違うと思います。

あのスコアを読める、勉強して曲を把握する、指揮者って
なんて凄いんだ!といつも思います。

あとは人数!

第1ヴァイオリン 14人
第2ヴァイオリン 12人
ヴィオラ8人
チェロ 8人 
コントラバス4人

さあ、全員で何人でしょう?

答えは46人でした~。

といってもこれはほんの一例、曲によって変わりますし
大編成の曲ならもっと沢山の弦の人数になります。

オケ全体だと60~80人編成。

これだけの人数にじっとみつめられたら…
それはすごいプレッシャーですね、指揮者って。

これだけの違いがあるオケと吹奏楽、もし違いを実感したい
と思われたら、オケの曲を吹奏楽用にアレンジしてある曲を
もともとのオケ、アレンジの吹奏楽、両方聴かれてみるのも
面白いかもしれません。

どっちが好き?というのは人それぞれ、好みだと思います。
オケのよさ、吹奏楽のよさ、どちらも感じられるのでは?

私は純粋に楽しく演奏し、舞台の上で踊ったり体を揺らしながら
吹いたり、演歌や民謡、オケ編曲といった曲のヴァリエーションが
とても豊かな吹奏楽、大好きです。

そして偉大な作曲家が残した交響曲を、作曲家に敬意を
はらいながら一音一音作り上げていく、あの針の穴に糸を通すような
緊張感たっぷりのオーケストラ、大好きです。

どっちも大好き!!

音楽って最高!!


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