人前でピアノを弾くということ第2話

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こんにちは、ピアノ講師の海野真理です。

前回お話した、人前でピアノを弾くこと、という内容は覚えていますか?

 
→ 『人前でピアノを弾くということ第1話』はこちらから

忘れてしまった!という方のために少しおさらいです。

前回お話した大切な項目5つです。

 
1.曲を決める。

2.聴かせる日までに、曲を仕上げるための練習をする。

3.いい演奏ができるよう集中、リラックス、いろいろベストな状態にする。

4.頑張った!という達成感を味わう。

5.「すごいね〜」という言葉を励みにする

では早速、今回はこれを細かく見ていきましょう。

 

人前でピアノを弾くということ 第2話

目次

  1. まずは、曲を決めよう!
  2. 聴かせる日までに、曲を仕上げるための練習をしよう
  3. いい演奏ができるよう、いろいろベストな状態にする
  4. 演奏前に落ち着くためには?

 

まずは、曲を決めよう!

まず1の「曲決め」ですが、これはすごく重要です。

人前で演奏する際の曲は、これから何か月の取り組んでいく曲です。

何より「これが弾きたい。」というものがあればぜひ挑戦してみましょう!
「好きである」ことが物事上達の第1条件だと思うからです。

いつもより長い期間、その曲にとりくむということ、発表することは
特別な場であるということ、という気持ちで臨む。

この時点で、もうすでに大変よい勉強をしていると私は思います。

 

聴かせる日までに、曲を仕上げるための練習をしよう

2の「練習」について。

いつもと違うのは「暗譜」、楽譜を憶えることです。

これに関してはたくさんの方々から「お悩み相談」にメールを
いただきましたので、この後、そちらで詳しくお話することにします。

 

いい演奏ができるよう、いろいろベストな状態にする

3の「ベストな状態にする」について。

これはいろいろな意味でとても気を使います。
これなくしては、今までがんばってきた努力も水の泡になってしまうところです。

そんな中、一番大切なのは「体調管理」です。

時期が冬などでしたら風邪、春先なら花粉症(これを管理するのは大変!!)
それぞれあります。緊張のあまり前の日に発熱なんてことも。

いままで頑張ってきたことを十分に発揮するためにも、体調はベストで
いなくてはいけません。

何事もそうですが、健康であることが一番です!

そうすればきっといつも以上の力が発揮できますよ。

 
そして、次に大切なのは「準備物」

緊張の中で「あ、あれがない!あれ忘れた!」というのは
さらに緊張度が増します。

ただでさえ不安なのに、物がない不安までプラスされると、
大したことではないのに演奏に影響がでたりします。

ちなみに私は必ず手袋を持っていきます。
真夏でもホールは冷房で冷えていますし、ある意味お守りなんです。

人によっては「これがあったので前回うまく弾けた。」など縁起担ぎ的な
物もあったりするようです。

すべては良い演奏のため、落ちつくための準備なのです。

 

演奏前に落ち着くためには?

そして最後にもう一つ大切なのは「落ち着くためのマナー」です。

舞台にはいろいろな「マナー」があります。

まず、「時間厳守」

これは社会的にも当然のことですが、舞台という場では絶対です!
時間ぎりぎりで、バタバタと飛び込んでの演奏、これではいい演奏が
できるとは思えませんよね。

気持ちを落ち着けて、身体的にも精神的にも演奏モードにスイッチを入れる、
いい演奏には欠かせない大切なことだと思います。

次に、演奏側のマナーとして、「ふさわしい服装」というものがあります。

人前での演奏は、聴いてくださる方々への感謝の意味もこめて、
そして披露の場であることも考えて、ふさわしい服装であるべきだと思います。

このようなことは、人前に立つという機会あってこその意識であり、
私は是非とも、この非日常的な事で、普段出来ない体験を
していただきたいと思います。

そして衣装選びは、演奏会の雰囲気、年齢層、会場の規模、
演奏する曲にあったもの(長調と短調では選ぶ色が違ったりします。)
などを考えて選びます。

これも楽曲研究であり、そして何より(女性の方は分かりの通り)
最大の楽しみです!

これで子どもも大人も、立派なピアニストです。

 
さあ、ここまで来たら、あとはもう自信をもって、堂々と舞台で
演奏を楽しむだけです。

 

次回はこのシリーズ最終話です。

4の『達成感を味わう』
5の『賛辞の言葉を励みにする』

の項目を考えていきましょう。

 
→ 『人前でピアノを弾くということ最終話』はこちらから

 
→ 『人前でピアノを弾くということ第1話』はこちらから

 


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