コンクールと発表会の違い(子供編)

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こんにちは、海野真理です。

ということで今回のテーマは
「コンクールと発表会の違い」というお話です。

 

コンクールと発表会の違いって?

目次

  1. コンクールに挑戦するとき、忘れてはいけない大切なこと
  2. 子供にとって、コンクールと発表会の違いは?
  3. 発表会はどんな気持ちで挑戦すればいい?

 

コンクールに挑戦するとき、忘れてはいけない大切なこと

本当に今はたくさんのコンクールがあり、小学1,2年生、
もしくは幼児から挑戦することができます。

頑張って熱心にお勉強している方々の演奏を、コンクール予選から
聴かせていただいていると、本人はもちろん、ここまで練習、レッスンに
お付き合いする保護者のみなさまにも頭が下がります。

金銭的にも時間的にも(送り迎えなども含め)大変だと思います。

そしてそこまでやるわけですから、
保護者の方々もかなり力が入っています。

「コンクールで賞をもらうことが目標!」

「コンクールで前回よりもいい賞をとらなければ!」

「予選で落ちるなんて絶対だめ!」

などなど…。

いろんな思いがあるわけです。

一番主役である本人は・・・というところですが、
これまたかなりのテンション。

それは本人が望んでそうなのか、そうならざるを得ないのか、
それは分かりかねますが、演奏する前からピリピリオーラ全開!

ミスタッチの一つでもあれば、人生の終わりのようなくらいの落胆です。

 
こんなきれいな曲を弾いているのに・・・。

こんなに時間を使って一つのことに取り組んできたのに・・・。

こんなに綺麗なドレスを着て舞台に立っているのに・・・。

 
なぜそんなに怖い顔?

なんでそんなにイライラしてるの?

なんてもったいない。

 
私はコンクール自体は決して悪いことではないと思います。

「音楽に点をつけるなんて」という意見もあったりしますが、
私は結果はともあれ、それまでの努力や自分との戦い、
そういったものがすばらしいと思いますので、
コンクールに挑戦することは生徒さんにも勧めています。

いろんな思いがあって当然、ですが根本的に楽しむ精神は
忘れないでほしいと思っています。

子供にとって、コンクールと発表会の違いは?

先日のレッスンでのこと

「先生、まちがっても大丈夫?途中でベルが鳴って
 止められたりしない?もう嫌な思いはしたくないの。」

といった幼稚園の生徒さんがいました。

 
私はこの言葉にズン!と重いものを感じました。

こんな小さいお子さんがそんな怖い思いで舞台に立っているのか、
と胸が苦しくなりました。

「いいの!いっぱい間違ってもいいのよ!(本当はよくないけど…)
 自分が選んだ曲を楽しんで、のびのび弾いてね。
 成績もないし、途中のベルもないからね。
 そしてお友達の演奏も心から楽しんで、いっぱい拍手してあげようね。」

というと

「そっか、発表会だもんね。コンクールと違うもんね。」

という言葉が返ってきました。
 

コンクール=順位をつけられる厳しいもの

発表会  =まちがっても平気の楽しいもの

こんな風に子供たちは思っているのかもしれません。
 

これもまた難しい問題、正しいような間違っているような…。

 
どちらも舞台、聴いてくださっている方々に音楽を伝えるもの。

その点ではコンクールも発表会も同じなのです。

 
どうか発表会ではみんなが楽しく演奏できますように。

そして舞台までの努力の大切さを学習してくれますように。

頑張れ!小さなピアニストたち♪という想いでいっぱいです。

発表会はどんな気持ちで挑戦すればいい?

大人になるとコンクールに出るという方は少ないので
発表会がメインになってきます。

やはり緊張するので楽しむというよりも、ドキドキで
頭が真っ白のうちに終わる、という方もいらっしゃいます(笑)

 
ですが、音楽の基本はやはり楽しむこと。

弾いている本人が楽しく弾けなければ、聴いている人も
楽しめないと思うのです。

ガチガチで演奏してしまうと、聴いている人も緊張します。

 
もしあなたも人前で弾く機会があったなら、
「良く聴こえるように・・・」と緊張するのではなく

「一緒に楽しもう」という気持ちで気楽に弾いてみてください。

そのほうが、聴衆を巻き込んでの楽しいひとときになります。

 
確かに緊張するなという方が難しいとは思うのですが、
失敗しても良いのです。

それよりも楽しめたほうが聴いている人は
「良いもの聴いたな」と思ってくれます。

気楽に。音楽を楽しみましょうね!

 


♪自分で弾くと、何がそんなに楽しいのでしょうか。

♪緊張するので出来れば一人で弾きたいです。

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