コンサートホールのピアノは凄い

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こんにちは、ピアノ講師の海野真理です。

今回は「コンサートホールのピアノは凄い」というお話です。

舞台本番や収録のお仕事で、大ホールでピアノを弾かせていただくと、
その響きと音色に自分でホワ~~ン、と気持ちよくなることが
よくあります。

それはホールの残響、音響の素晴らしさももちろんですが、
やはりピアノがとても良い!

普通に自宅やちょっとしたところにある
グランドピアノとは全然違います。

「いつもこんな環境で、こんなピアノで練習できたら
どれだけ幸せだろう…。」と夢見てしまいます。

私の知り合いのピアニストさんで、自宅にコンサートホール用の
すごくいい(お値段もすごくいい!)ピアノを持って
いらっしゃる方がいます。

「家でピアノを弾く時間が一番長いのだから、
 自宅に一番いいピアノを置きたい。」

とおっしゃっていました。

ハイ!!その通りだと思います。

でもなかなかそれはかなわない夢だったりしますね。

 

コンサートホール用のピアノは凄かった!一度は弾いてみたくなる理由とは?

目次

  1. コンサートホールのピアノが凄い理由
  2. フルコンサートピアノは長い!長いとどんなメリットがある?
  3. 会場にあるピアノは良いとは限らない?

 

コンサートホールのピアノが凄い理由

ではコンサートホールのピアノがどうして凄いのか。

1000~2000人が収容できるホール、もしくは
それ以上のホールは大抵舞台上にはフルコンサート、
というサイズのピアノを乗せます。

フルコンサート、その名前のとおり、フルサイズ。

ホールの隅々まで音が届く大きさのピアノです。

ん??ピアノってそんなにサイズがあるの???

と思われた方、少なくないのではないでしょうか。

ピアノといえば、アップライトという箱型のものかグランドピアノ、
この2種類、と思われている方が多いと思います。

形としてはその2種類ですが、グランドピアノの中に
サイズがいろいろあるのです。

一番小さなもので奥行(鍵盤部分は含みません)は150センチほど、
一般的なサイズで180センチ強です。

そして舞台用としてのサイズ、セミコンサートは220センチ前後、
フルコンサートは280センチです。

100センチ違う、ということは1メートルも
フルコンサートピアノは長いのです。

これは驚きです!

 

フルコンサートピアノは長い!長いとどんなメリットがある?

では長いと何がいいのか?

そうですよね、その疑問はよく理解できます。

ピアノの音を出すのが鍵盤の打鍵とピアノ線の振動。

ピアノのフレーム部分が長い、大きいからといって違いはあるの?

ピアノのフレームというのは、単純に考えると
共鳴する「箱」です。

サイズが大きいということは、その共鳴する空間が大きい、
イコールよく響く、なのです。

そしてピアノの蓋を開けた状態での蓋は、ピアノから出た音を
客席へ飛ばす「反響版」のような役目をします。

蓋に音が当たって、客席へ飛んでいくのですね。

その反響版も大きい、イコール大きな音をお客様に
届けることが出来る、ということです。

なるほど!!とても納得な理由ですよね。

そしてホールピアノが凄い理由として、何より海外の
有名メーカーのピアノが置いてある、
このことも大きな理由ですね。

ショパンコンクールでコンテスタントが選ぶピアノも、
スタインウェイ、ファツィオリ、ヤマハ、カワイ、
これら4社のピアノを事前に主催側が用意します。

この名前が挙がるピアノたちは名実ともに素晴らしいと思います。

これらのピアノは各メーカー専門の調律師さんがついており、
最高のコンディションにしてくださいます。

彼らの調律の腕は、即演奏者の演奏に大きな影響をもたらします。

演奏者の微妙なタッチから生まれる音色、表現、音楽そのもの
だったり、演奏者が最高のパフォーマンスができるための
楽器作り、それらなしにいい演奏はあり得ません。

素晴らしいですね!!感激です。

 

会場にあるピアノは良いとは限らない?

さて、話をホールのピアノに戻しますが、ピアニストは
自分の楽器を持参することはできません。

その会場にあるピアノで音を作ります。

なので、リハーサルはとても大切!!

こんにちは、初めまして、の状態からとてもいい親友まで、
リハーサルの時間内でそこまで上り詰めないと(!?)
いけないのです!

これがなかなか難しく…。

もっと高音がキラキラしてほしいなあ、低音がちょっと響き過ぎ?

全体的に鍵盤の返りが重たいなあ、ペダルも重い…。

などなど、自分の希望する状態ではないことも多々あります。

こうなったら自分が何とかするしかない、その楽器の
特徴が分かったら、そこをフォローするように
弾かなくてはいけません。

鳴りすぎるなら少し抑えて。

響かないなら響くようなクリアなタッチ。

この労力はすさまじいものがあり、いつも通りのパフォーマンス、
というところに気持ちがいかなかったりします。

なので、いいホールで、いいピアノで演奏できることは、
ピアニストにとって本当に幸せです!

コンサートホールのピアノ、凄いです!!

 


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