こんにちは、海野真理です。
今日は「ピアノ界の新参者が世界を騒がしている！」
という少しびっくりのお話です。
新参者？賑わす？？何それ？？？
今日の新参者（！？）は、ピアノ自体のお話です。
ピアノ界の新参者が世間を騒がしている！
目次
ピアノブランド、あなたはいくつ知っていますか？
ピアノという楽器は、その前身にあたるクラヴィア、
ハープシコードと言われる鍵盤楽器から考えると、
とても長い歴史を持っています。
今の形になったのはベートーベンの頃、それ以前は
鍵盤の数が少なかったり、そもそもフレームに
鉄など使われていませんでしたから、
ピアノ線を強い強度で引っ張ることが出来ませんでした。
そのピアノブランド、あなたはいくつ知っていますか？
え？！ピアノのブランドってそんなにたくさんある？？
と思われたかもしれません。
私たち日本人になじみのあるピアノメーカーと言えば…。
やはり「ヤマハ」ではないかと思います。
続いては「カワイ」。
ヤマハはもともとアメリカから輸入されたオルガンの修理から
このやり方を模倣し、楽器制作の会社を立ち上げたそうです。
創業者は「山葉寅楠」やまはとらくすさんです。
私はヤマハはカタカナでヤマハ、と思っていましたが
山葉さんの苗字だったのですね。
ヤマハトラクス、文字だけカタカナでみると、
すでに外国の会社の名前みたいです！
そしてカワイの創業者は「河合小市」かわいこいちさんです。
もともとヤマハの社員さんだったのですが、
独立されて河合楽器を立ち上げたそうです。
そして何より有名、ヴァイオリンでいえば「ストラディバリウス」
といったところでしょうか。
ピアノを弾かない方も知っているくらいのメーカー、
「スタインウェイ」。
スタインウェイはアメリカのメーカーで、世界中のホールに
必ずと言っていいほど置いてあります。
「FAZIOLI」ファツィオリというイタリアのメーカー
そして本題！
新参者というくらいですからとてもまだ若いブランド、
知っていらっしゃいますか？
「FAZIOLI」 ファツィオリというイタリアのメーカーです。
創業者はパオロ・ファツィオリ、ピアニストであり、
作曲家でもあったそうです。
１９８１年創業ということですから、本当につい最近ですね。
あのピアニストの反田恭平さんも好んで弾かれるそうです。
繊細な手作業でつくられたピアノはとても高い評価をうけ、
ショパンコンクールでも使われています。
もうほぼ完成された形のピアノ、それをさらによいものへ、
と研究されているピアノですから、現在の形に良く合った
ピアノだと思います。
百聞は一見に如かず
昔の小さなサロンで演奏するにはちょうど良かった
モーツァルトの時代のピアノのように、
現在の２０００人を超えるホールでの演奏、フルオーケストラにも
負けない音量や多彩な音色が出せるピアノ。
本当にいい音です。
もし機会があるなら、ショパンコンクールのように、
ホールにピアノを並べて端から弾き比べて
自分の好みの楽器をチョイスする、
なんてことをしてみたいなあ、と思います。
同じ条件で弾いてみるのが一番良く分かります。
各メーカーさんに特徴があり、キラキラした音、
鍵盤が重め、などいろいろ。
その中で自分のお気に入りがあると愛用しますよね。
聴く側にもあると思います。
是非いろんな演奏会に足を運ばれて、「お！今日のピアノは
ファツィオリなんだ！」という演奏会に行くことがあれば
ぜひ生音を聴いてみてください。
それが一番！百聞は一見に如かず、です。
あなたのお気に入りのピアノは何でしょうか。
一度、新参者もどうぞお試しあれ、ですね♪
♪私の家のピアノはどこのメーカーだったかな？
♪久々に音を鳴らしてあげようかな。
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