楽譜の選び方

ガツンと聴きたいピアノ協奏曲

こんにちは、海野真理です。

今回は『ガツンと聴きたいピアノ協奏曲』というお話です。

最近はあとがきにも書かせていただいたように、
ピアノ協奏曲がとても身近にあります。

近いうちにオケで本番も控えていますし。

今日はその協奏曲についてお話します。

あなたもピアノを始めるにあたってきっと目標の曲や憧れ、
弾いてみたい曲がおありだと思いますし、それがきっかけに
なっていると思います。

私達ピアニストにとっても憧れは、きっと
「協奏曲」ではないかと思います。

もちろんそれだけではなく、リサイタルやコンクール上位入賞
などもありますが、

協奏曲は一度は演奏してみたいものではないかな、と思います。

少なくとも私はそうでしたね!

テレビでもよく見ますが、あのオーケストラをバックにドーーン!
とピアノが前に置いてある、それだけでも「おお~~~!!」と
思いますが、

実際に音が出ると
これまた「おお~~~!!」の世界です。

一台でオーケストラ、と言われるピアノと本当のオーケストラ。

こんなに派手なものはないでしょう。

協奏曲は全ての楽器にあります。

ヴァイオリン、チェロ、フルート、
打楽器とオーケストラのための協奏曲、なんていうものもあります。

ですが、ソリストが単音でなく、沢山の和音を出せるピアノは
本当に厚い音がしますし、豪華絢爛です。

 

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子どもの大好きなピアノ曲

こんにちは、海野真理です。

今回のテーマは
『子どもの大好きなピアノ曲』というお話です。

以前は大人の人気曲を挙げていましたが、今日は子どもの目線で
音楽を聴いてみましょう。

 

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ピアノ楽譜の難易度はどこで判断してる?

こんにちは、海野真理です。

今回は「ピアノ楽譜の難易度はどこで判断してる?」というお話です。

曲の難易度、これはなかなか気になりますね。

「この曲かっこいい!」
「いつかこの曲を弾きたい!」
「今度レッスンでこの曲に挑戦することになった」

このような時に、その曲がどれくらい難しいのか、
そして今の自分に弾けるのか、

その目安になるものが楽譜に示されている「難易度」だと思います。

曲の難易度、と一言にいいますが、これはまた複雑で説明もむずかしいので、
いろいろなパターンに分けてお話いたします。

 

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ポップスの中でもかっこいいピアノ

こんにちは、海野真理です。

音楽、楽しんでいますか?

先日、「TSUKEMEN」(ツケメンといいます)のコンサートに行ってきました。

皆様、ツケメンさんをご存じですか?

「ま~~、なんて失礼な!知ってるわよ!」

というファンの方々、ごめんなさい。

私もかくゆうファンのひとりです。

男性3人組のヴァイオリン2本とピアノのユニットで、
オリジナル曲あり、クラシックのアレンジあり、そして皆様有名音大を
ご卒業されており、技術は超一流です。

さだまさしさんの息子さん、ということでも話題になりましたね。

TSUKEMEN/JONGARA

ということで、今回は
「ポップスの中でもかっこいいピアノ」というお話です。

 

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神業!?指の動きが見えない難しい曲

こんにちは、海野真理です。

今回は「神業!?指の動きが見えないほどの超難しいピアノ曲」
というお話です。

小さい頃、NHKでピアノレッスンの番組がありました。

中村紘子さんが先生で、いろんな年代の男女がレッスンする様子を
食い入るようにみていました。

その中に男性の方、細身で背の高いとっても上手な方がいらっしゃって、
いつも褒められていました。

その方は番組を卒業される時に、将来はお医者様になる、
とおっしゃっていて

「音楽の道に進まれないのが残念。
ピアノも弾けて、なんでもできるのですね。」

と中村紘子さんも絶賛でした。

 
私はその番組を毎週楽しみにし、子ども心に

「本物のレッスンってこうなんだ、すごい、すごい!!」と

感激してこのスーパーレッスンをみていました。

この強烈に残っている記憶、イメージ、インパクト。

本当に大人になっても忘れませんね。

その時に弾かれていた曲が何だったのかは忘れているところが
小学生ですが・・・。

細く長い指がめちゃくちゃ速く動いていたのも印象的でした。

思えばこのあたりから子どものピアノを卒業し、ショパンの楽譜などを
勝手に!?購入し、譜読みを始めたような気がします。

 
まだ手の小さい私にとって、神業的なピアノテクニックは

「オクターブの連続」

オクターブでズダズダ~~~!!っと上から降りてくる曲は
真似したくても真似できないテクニックでした。

その手といったら、まさにマシンガン!!

手首から先がこんなにも早く動くの!?
ブレてはっきり見えないじゃん!というものです。

ほんとに何の曲だったのでしょう???

 
さて、このように世の中には恐ろしく人間離れした
難しい曲がたくさん存在します。

 

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テレビやCMで印象的なピアノ曲

こんにちは、海野真理です。

今回のテーマは「テレビやCMで印象的なピアノ曲」というお話です。

CMというのは、その商品をアピールするもの。

イメージ色の強いもので、それに使う音楽というものはみている側の
印象をとても左右する重要なものだと思います。

だからこそいい曲だな~、素敵だな~、癒されるな~、
といった曲が使われるのですね。

案外スルーしていることもあり、何だっけ?あのCM曲
ということもありますが、

言われると「あ~~!そうそう。」と思い出しますね。
 

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曲が全然違うイメージに!編曲のマジック

こんにちは、海野真理です。

今回は「この曲が全然違うイメージに!~編曲のマジック~」
というお話です。

私たちが楽しんでいる音楽、いろんなジャンルがあり、
いろんな楽器が存在します。

クラシックの分野でいくと、ソロ、デュオ、トリオ、カルテット、室内楽、
オーケストラ、吹奏楽、オペラ、などなど、形態も楽器も様々です。

楽器の種類、数、演奏人数などで音楽はガラリと変わります。

繊細だったり厚みがでたり。

絵画でいうと水彩画と油絵とデッサンと、といった感じでしょうか。

作曲家が何を表現したいか、なにからインスピレーションを感じたか、
などで、ピアノ曲として書いたり、フルオーケストラで書いたり
されているのだと思います。

その作曲家の意思、思いというのは絶対!私たち演奏家はその作曲家、
作品に敬意を持ちながらその作品を心から理解し表現することに
力を注ぎます。

ですから勝手に音を変えたり、手を加えたりすることは
絶対にタブーです。

しかし、編曲というマジックで原曲よりもすばらしい作品が
生まれることがあります。

今日は編曲によって生まれた名曲についてお話します。

編曲とは

「既存の楽曲において主旋律をそのままに、
 それ以外の部分に手を加えて、楽曲に幅を持たせる作業」

の事で、主旋律に手を加える場合は、変奏といいます。
(Wikipediaより)

そしてこの編曲が原曲と違った名作になる、というのは編曲の方法も
とても大きいと思います。

 

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クラシックが元になっているポップス

こんにちは、海野真理です。

今回は「クラシックが元になっているポップス」というお話です。

何百年も前からずっと愛されているクラシック、
メロディーが美しかったり和音の進行が絶妙だったり、
だからこそ今でも私たちを感動させるのだと思います。

その良いところを生かし、自分なりに表現して、
全くあたらしい曲を生み出しているミュージシャンの方々が
たくさんいらっしゃいます。

今日はそんなベースがクラシックなポップスを挙げてみようと思います。

 

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ストレス発散に持ってこいのピアノ曲

こんにちは、海野真理です。

今日は「ストレス発散にもってこいのピアノ曲」というお話です。

私たちは好きなことをしているとき、美味しいものをいただいている
ときなど、脳からドーパミンがたくさんでます。

このドーパミンが私たちを幸せな気分にしてくれる、
とても大切な脳内ホルモンなのです。

この「幸せホルモン」、私が勝手につけた名前ですが、
これをいーっぱい出せばストレス解消になりますね。

いえ、ストレス状態に陥らないかもしれません。

皆様からのお便りメールを拝見していると、ピアノはストレス発散に、
気分転換に、
という言葉を目にします。

実際に音楽にはそういった力があると思います。

モーツァルトの音楽はその代表的なもので、セラピーに使われたり、
乳牛に聴かせてミルクの出をよくしたり。

それらはすべてストレスのない状態である、ということが前提にあり、なおかつ
良い脳波がでているので良い効果が得られているのだと思います。

現代人、ストレスは大敵です…。

なので、ジャンジャン弾けてスッキリできる曲!を考えてみたいと思います。

 

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ねこふんじゃったの楽譜って見たことある?

こんにちは、海野真理です。

今日のお話は「ねこふんじゃったの楽譜って見たことある?」です。

マツコ・デラックスが番組でねこふんじゃったを弾いて
ニュースになっています(笑)

この曲を知らない人はいないでしょう。

 
小学校のオルガン(私の時代は各クラスに足ふみオルガンがありました。
かなり昭和なお話ですが、今はどうなのでしょう???)で必ず休憩時間に
誰かが弾く曲、そしてどれだけ早く弾けるかを競う曲でした。

速く弾けるとヒーローです!

 
でも、こんなにミステリアス(!?)な曲もそんなにないのでは?

なにがミステリアスかといいますと、

知ってるようで知らないことが多いのです。

 
まず作曲者は誰か知っていますか?

 

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